ピースボート

「地球一周の船旅」のポスターが居酒屋に貼ってある理由

ポスター

「地球一周の船旅」というポスターが居酒屋に貼ってある理由をご存知ですか?

過去にピースボートに乗船した私が、なぜポスターを貼っているのか、ボランティアスタッフは何をするのか、その謎について解明していきたいと思います。
「地球一周の船旅」ピースボートに無料で行く方法

ピースボートとは

ピースボートの船内

ピースボートは「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に、好奇心と行動力溢れる老若男女が地球一周をしながら、様々な国や人々と交流を行ったりする船旅のことです。

地球一周の船旅は、約3カ月の間に世界約20ヶ国を訪れます。クルーズごとに航路も変わるので、リピーターと呼ばれるお客さんもたくさんいますよ。

街中で見掛けるポスター

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街中や居酒屋のトイレでよく目にすることがあるポスターは、何の為に貼っていると思いますか?

ピースボートはCMや広告で宣伝する代わりに、ポスターを貼って口コミで広げていくという手法を取っています。

そしてポスターを貼った枚数に応じて、船の運賃が割引になるというシステムが発生する。

ピースボートの船は1年間で3クルーズが出航するのですが、そのクルーズに合わせて新しいポスターが出来上がるので3ヶ月に一回ほどポスターを貼り替える作業を行います。

ボランティアスタッフが行う作業

ピースボートに乗ったと言うと、「ボランティアスタッフって何をするの?」とよく聞かれることが多いのですが、船の中でボランティアするというわけではありません。

ボランティアスタッフは、通称「ボラスタ」と呼ばれていて、お店にポスターを貼りに行く作業と内勤作業に分かれます。

ポスターを貼った枚数に応じて船の運賃が割引され、3軒貼ると1,000円が割引。

つまり約30軒貼ると1万円の割引になります。

多い人は1日100枚くらい貼るので、2ヶ月くらいで全額割引になる人も。

内勤作業は、ポスターを貼りに行く前の準備等を行います。また、ピースボートセンター内で電話対応や、資料を送付する作業を行うことも。

内勤は時給制なので、短期間でいっぱい割引を貯めたい人や学生は、ポスターを貼りに行くことが多いです。

他にも、街中でカンボジアの地雷撤去を行う募金活動、不要なサッカーボール、文房具、楽器を集めて、船の交流プログラムで現地の人に寄付をしたりもしています。

早く割引を貯めるコツ

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photo by Marley

普通にバイトをするより、ポスターを貼ったほうが早く船の運賃を貯めることができます。30歳以下は最大で船の運賃が全額割引です。

ポスターを多く貼るコツとして、いいポジション取りをすること。

ポスターを貼る時は、他の人と被らないように場所決めを行います。

たくさん貼れる場所を手に入れるためには朝一でピースボートセンターに行くこと!場所は先着順で決められるので、早いもの順でいい場所が埋まっていきます。

そしてポスターを貼る交渉の際には、貼れそうにないと思ったらあっさり手を引くことが重要。10分以上粘ってポスターを貼らせてくれるケースもありますが、時間をかけるよりたくさんのお店に声を掛ける方が、より多い枚数を稼げます。

私は、このお店は貼らせてくれそうにないなと思ったら、すぐに諦めて別のお店に声を掛けていました。よくポスターを貼れるお店は、居酒屋さんや商店街の中にある個人経営のお店です。

逆に門前払いをされるのは、スナックなどやチェーン店が多く、店内のイメージや雰囲気を壊してしまうと言って断られました。

短期間でガッツリ割引を貯めるなら、地方などにポスターを貼りに行く、ポスター合宿がおすすめ。

一日中ポスターを貼るので、だいたい3泊4日で10万円程の割引が貯められます。

地球一周の船旅中は自由行動

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photo by Marley

割引を貯めて、船に乗ったら船内や寄港地では基本的に自由行動で、自分の好きな場所に行き、好きな時間を過ごします。船内は施設も整っており、プールや居酒屋、バー、運動できるスペースや、講演会をする場所も。

クルーズごとに運動会、ロックフェス、季節に合わせたイベントもするので、意外と暇な時間がなく忙しいです。

年齢・性別・職種の壁を超えて、あらゆる人たちが集まってくるのがピースボート。

1000人を超える人たちと3ヶ月間一緒に過ごす時間はとても貴重で、素晴らしい経験になりました。

世界一周未経験者も、経験者も普通の旅とはちょっと違った世界一周の船旅で、航海に出てみてはいかがでしょうか?

ピースボート地球一周の船旅
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ABOUT ME
RORO
フリーランスのライター。大学卒業後、ピースボートで世界一周の旅に出る。「ソトコトオンライン」で連載記事執筆、「TABIPPO.NET」でイベントレポート執筆・編集を行ったのち、現在はSAGOJOライターとして活動。半農半Xを目指し農ある暮らしを取り入れ中。これまでの経験をもとに「自分らしく生きる」をテーマとしたコンテンツをお届けします。