海外旅行

ワカチナ砂漠で半泣き状態になった話。

ペルー・イカには砂漠の中に突然現れるオアシスがあります。その名はワカチナ砂漠。そんな魅力的なオアシスへ行った際、半泣きになるような出来事がありました。

朝日を求めてワカチナ砂漠へ


ペルー滞在最終日の2日前。リマにいた私は、女友達とワカチナ砂漠へ行く計画を立てていました。その日泊まる宿を抑えたのはいいものの、朝日を見に行く計画に差し代わり、宿をキャンセルして夜中発の夜行バスに乗ってワカチナ砂漠へと向かいます。
5時前にワカチナ砂漠に到着し、眠い目を擦りながら朝日を眺めるために砂漠の頂上へと登っていきました。
途中から野良犬4匹が私たちの跡を付いてきて、なぜか頂上まで一緒に登るという奇妙な現象も起きます。笑

砂に埋もれて歩きにくいし、思ったより砂漠を登るのは大変でしたが、なんとか頂上まで辿り着きます!朝日が昇り始めると今までの疲れが吹っ飛んだかのように、テンションが上がりました。
今回の旅ではマチュピチュやウユニ塩湖も訪れたのですが、正直マチュピチュよりもワカチナ砂漠の方が感動しました!期待値が低かった分感動した部分もありますが、砂漠から眺める朝日はとても美しかったです。
この感動が数時間後、苦い思い出になるとは想像していませんでした。。

サンドバギーツアー参加


ペルー最後の場所としてワカチナ砂漠を選んだことに満足していた私たちは一旦砂漠を下り、宿へと向かいます。サンドバギーという砂漠を車で走るツアーがあったので、意気揚々と申し込みをしました。
砂漠の中を縦横無尽に走るサンドバギーに終始興奮しながらツアーを楽しんでいたのですが、サンドボードという遊びも組み込まれていたのでそれにも挑戦してみることに。

サンドボードは、スノーボードのような板で砂漠を滑り降りる遊びです。足を固定する器具も付いていたのですが、さすがに立ったまま滑るほどの勇気はなかったので、板に寝そべって滑ることにしました。

砂漠の恐ろしさにようやく気付く


サンドボード自体は楽しかったのですが、問題はその後。サンドバギーは急な坂道を登れないため別の場所で待機していたので、砂漠を下った後は自分たちで急な砂漠の山を登らないといけません。
砂漠を登るとき、足元の異変に気付きます。
私たちはあろうことか、砂漠にビーサンで来ていたのです。たしかにリマやワカチナ砂漠は夏の時期だったので、サンダルで歩くのがベストな選択です。
しかし、ここは砂漠。条件が違います。昼間の砂漠の気温はとても高く、裸足で砂に足を踏み入れようものなら火傷してもおかしくありません。

半泣きになりながらのアクティビティ体験

私は高いところも平気だし、アトラクション系の乗り物もあまり怖いと思わないタイプなのですが、まさかペルーで半泣き状態になるようなアクティビティに出合うとは思いもよりませんでした。
日光をたっぷり吸収した砂は私の足に覆い被さり離れようとしません。逃げ道がなく、歩く度に悲鳴を上げながら必死に坂道を登り切りました。
すると、ガイドさんが、またサンドボードのスポットへと連れて行きます。私たちは全力で拒否しましたが、半強制的にサンドボードをやらされる羽目になりました。
またあの火傷しそうな思いをするのかと考えながら滑る瞬間はもはや恐怖でしかありません。
再び熱い大地へと足を踏み入れ、ビーサンで必死に登っていきます。友達はいつの間にか他のツアー客の男性におんぶしてもらっていました。
うらやましい!!
まるで地獄にいるかのような体験をしました。もう一生ここから抜け出せないんじゃないかと思うくらい先が見えず、お先真っ暗の状態。やっと坂道を登り切った後には、達成感と安堵が訪れ、少し泣きそうになりました。

昼間の砂漠を訪れる際の注意事項


・サンダルを履かない
・紫外線対策を忘れない
・汚れても良い服装で行く
・昼間と夜の寒暖差に注意する
ワカチナ砂漠で見た朝日や夕日、星空はどれも美しくて記憶の中に鮮明に残りました。


飛行機の日程を1日間違えて予約してしまい、私だけワカチナ砂漠で1泊して帰ることになりましたが、そんなポンコツな自分にも少し感謝しました。
砂漠に行く際はサンダルで行かないように注意してくださいね!

ABOUT ME
RORO
フリーランスのライター。大学卒業後、ピースボートで世界一周の旅に出る。「ソトコトオンライン」で連載記事執筆、「TABIPPO.NET」でイベントレポート執筆・編集を行ったのち、現在はSAGOJOライターとして活動。半農半Xを目指し農ある暮らしを取り入れ中。これまでの経験をもとに「自分らしく生きる」をテーマとしたコンテンツをお届けします。